Ayami and David

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ニュージーランド襲撃事件。右翼テロ。

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ギリシャからこんにちは^^
世界一周中の@ayatanedです!

ニュージーランド、クライストチャーチで起きてしまったモスク襲撃事件。

被害にあってしまった方のご冥福を心より申し上げます。

 

ニュージーランド南部クライストチャーチで15日午後1時40分(日本時間同午前9時40分)ごろ、イスラム教の礼拝所(モスク)で男が中にいた人たちに銃を乱射した。
地元警察によると、乱射は別のモスクでもあり、死者は計49人、負傷者は48人に上り、警察は容疑者3人を拘束した。アーダーン首相は「テロ攻撃だ」と非難した警察は記者会見で「非常に周到に計画された犯行だった」とし、3人のうち、28歳のオーストラリア人の男を16日、殺人罪で起訴すると発表した。実行犯とみられる。
警察によると、死者49人のうち41人が最初に襲撃があった市内中心部のヌールモスクにおり、7人が5キロほど離れたリンウッドモスクにいた。
もう1人は病院に搬送後、亡くなった。
アーダーン首相は記者会見で、警察が市内に止められていた容疑者1人の車1台から爆発物2個を発見したと明らかにし、容疑者らは警察の監視の対象外だったと述べた。
地元メディアによると、ヌールモスクには金曜日の礼拝で約500人がいた。発砲したのは、ヘルメットをかぶった白人の男だった。
男はモスクに車で乗り付けて、モスク内で途中で弾丸を装塡(そうてん)しながら、銃を乱射する様子をインターネット上で17分間にわたって生中継した。
犯行直前には、87ページにわたって移民やイスラム教徒に反対する声明文をネットで発表していた。
(出典:朝日新聞)

 

今回、犯人の動機は、移民やイスラム教徒に対する不満であり、世界各地に広がる白人右翼テロの脅威を改めて浮き彫りにしました。

ニュージーランドでは、1987年政府が正式にクオータ(割当て)制度を確立し、それ以来毎年750人の枠で難民の再定住を受け入れています。

1979年度から2003年度にニュージーランドが受け入れたクオータ難民の総数は約18,000人。

2015年~2016年度には100名の追加受け入れが承認され2016年度から2018年度の間、再度500人以上のシリア人の受け入れに踏み切ったのです。

そのほかアフガニスタン、コロンビア、ミャンマー、パレスチナなど他の国からの難民も随時受け入れておます。

現在ではニュージーランドの人口が約500万人に対し、イスラム教徒の方は1.2%と言われています。

すべての難民は、受け入れられる国に来て最初の6週間は難民専用の施設(Mangere Refugee Resettlement Centre に収容されその国の生活習慣、文化の違い、語学、職の探し方など新生活について学びます。 

文化の違いを学ぶと言っても、育ってきた環境や宗教の違いにより、本人達へ混乱を招いてしまうのも少なくないのが現実です。

自らの命を捨て去ってまで起こるテロもありますね。

というのも、イスラム教徒(モスリム)の信仰本には、ジハード(異教徒との戦い)で亡くなった者は、神アッラーの元で暮らしていける。
イスラム教徒の為に戦い、自分を犠牲にして死ぬ際は天国へ行くと書いてあるのです。

彼らは正義感の元にテロを行っているのです。

イスラム教徒の方が起こしてきたテロリストをあげるとすごい数です。

3ヶ月前に起きたフランスのストラスブールのクリスマスマーケットでの襲撃事件をはじめ
フランスは多くの方がテロリストによって犠牲になっています。
また、デンマーク、イギリス、ベルギー、スウェーデン、エジプト、モロッコ、アメリカ、カナダ等この過去10年で報道されていないだけで100件以上のテロリストアタックが起きています。

悲しい事に、数えあげれば切りがありません。

その仕返しとして起きてしまっている右翼テロは、今やイスラーム過激派とともに、大きな脅威となってしまっているのが現状です。

現代ではインターネット上で、イスラーム過激派だけでなく白人至上主義者たちも組織的にメッセージを流布させている。

アメリカでトランプ大統領の主たる支持基盤として注目された陰謀論者のネットワーク、QAnonは白人至上主義的なメッセージを発信しており、その影響は英語圏の各国にも広がっています。

 今までイスラム圏を長い間旅し、沢山のイスラム教徒の方に出逢って来ましたが、彼らは観光客に優しく、フレンドリーな人ばかりです。

過激派はほんの一部なわけで、イスラム教徒の方が全員危険という概念は無くしたいものです。

複雑な内容になってしまいましたが、今回の襲撃事件で、過激派の反感を更に買わない事を願います。

私達も10カ月暮らしたニュージーランド。

過去10年テロアタックもほぼ無く、治安が非常に良いとされている国ですが、どんな国でも100パーセント安全な場所は無いという事が今回の事件で改めて思い知らされました。

被害にあってしまった49名の方のご冥福を心より申し上げます。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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