ヨーロッパの言語の厄介な法則。ネイティブでは説明できない名詞の性の見分け方。外人からする日本語の厄介な点。
フランスからこんばんは^^
ワーホリ4ヶ国目×世界一周中の@ayatanedです!
はじめに
現在、私はフランス語を勉強中なのですが、手こずっている事があります。
以前、数え方が厄介な事はお話しましたが、、、
実は、そんなの序の口だったのです(笑)
この数え方よりも厄介な事?!!!
それは、多くのヨーロッパの言語には「名詞の性」 があるという事。
名詞の性??
これは、一つ一つの名詞が、「男性名詞」 か 「女性名詞」 のどちらかに分類されるということです。
これはフランス語だけでなく、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、ポルトガル語、ポーランド、ロシア語、などその他ヨーロッパ圏の言語は、名詞に文法上、男性と女性の区別が存在するのです。
(私が把握する限りでは、ヨーロッパの中で、ハンガリー語とフィンランド語はこの決まりがないようです)
また、ドイツ語やラテン語など、言語によっては、これに更に中性という物も存在し、3つの性別に別れます。
私達は、目の前にある名詞が、男性名詞なのか、女性名詞なのか、ひとつひとつ知らなければいけません。
なぜなら、名詞の「性」によって、冠詞も、形容詞も、そして動詞の活用も変わってくるから。
つまり、名詞の「性」がわからないと、文が作れないというわけです。
でもこれは、フランス語を話す上での基本となることなので、しっかり覚えたいですね(´;ω;`)
例えば??
では、具体的な例をあげていきます。
例えば、
père(父)、 fils(息子) は男性名詞。
mère(母) 、fille(娘) は女性名詞。
この辺は、実際に男性、女性を指すので納得できるのですが、、、、
mascara(マスカラ)やbikini(ビキニ水着)は男性名詞。
barbe(ひげ)やcravate(ネクタイ)は女性名詞。
なのです!!!
なのでこんな風に、名詞の性は、これは男性が使う物だから男性名詞という規則が全くないのです。
これどうやって覚えればいいの?
え~説明するの難しい。
こればっかりは、ただ覚えるとしか言いようがないわ(笑)
との事です。
やはり、自然と赤ちゃんの時から身に着けた言語の理屈を聞かれても説明が難しいものですよね。
日本語にも厄介な事が!
しかし、日本語も外国の方からすると、勉強するのが難しい言語になります。
例えば、日本語は数を数える時に、物によって助数詞を変えますよね。
車だったら1台。
犬だったら1匹。
同じ動物というカテゴリーでも、ライオンだったら一頭。
鳥だったら1羽。
テレビドラマだったら1話。
同じ発音でも漢字が違う
などなど。
日本語で育って来た私達からすると、何でこうやって物によって語尾を変えるのか聞かれても、説明するはとても難しいですよね。
私の相方カナダ人は、ゆるく日本語の勉強中なのですが、数え方については、もう諦めました(笑)
確かに、日本のお店で何か頼むとしても、『ジュース1(イチ)下さい。』
でも通じますから。
また、外人さんが『ジュース1匹下さい』
と助数詞を間違えて言っても、私達日本人は理解できますよね。
もはや、可愛いなぁと思うくらい!
そんな感じで、このフランス語名刺の性別の見分け方も同じで、私達語学学習生が、名詞の性別を間違えて話しても、通じるっちゃ通じるのです。
かと言って、覚えないと不自然な事に変わりないので妥協する訳にはいきませんが(笑)
単語すら覚えるのが難しいのに、更にその単語の性別を覚えないといけないなんてハードすぎませんか?(泣)
ただ、覚えるしかないのです。
では、どうやって覚えるか?
それは、フランス語の辞書を引くと、名詞には必ずm(男性名詞) または f(女性名詞)と書いてあるので、それを見てひたすら覚えるしかないのです。
これは地道な作業です。
王道も、近道もありません。
赤ちゃんが言葉を覚えるように、ひとつひとつ覚えていくしかありません。
ちょっとした法則
しかしちょっとした裏技があるのを紹介します!
実は全ての単語に当てはまるわけではないのですが、一部の単語は語尾によって名詞の性を見分けることができるのです。
フランス語の名詞が男性名詞か女性名詞か判断する基準として、語尾がeで終わる名詞は女性名詞であることが多いです。
例
lettre 手紙
école 学校
table 机
neige 雪
しかし男性名詞の中にも語尾がeで終わるものが複数あるので、これは一つの目安として考えて、一つ一つ単語を覚える際に名詞の性を暗記する必要があります。
また、名詞の語尾がmentで終わる単語は男性名詞の確率が高いです。
ただしフランス語の場合、lentement「ゆっくり」、rapidement「素早く」など副詞も語尾がmentで終わるため、mentで終わっている単語を見たらすぐさま男性名詞と判断するのではなく、まずはその単語がどの品詞なのかについても考える・調べる必要があります。
また、フランス語以外の言語からフランス語に入ってきた外来語は男性名詞であることが多いです。
例えば日本語のsushiやtempura、tsunamiなどはすべてフランス語では男性名詞に分類されます。
(例)
sushi 寿司
tempura てんぷら
tsunami 津波
ramen ラーメン
manga 漫画
などなど。
最後に
ヨーロッパの言語の厄介な法則、いかがでしたでしょうか?
フランス語は多少英語に近い単語はあるものの、1つ1つの単語すら覚えるのには、やはり時間がかかります。
そして、更にその単語の性別を覚えないといけないなんてハードすぎますよ本当に。
でも、需要がある言語だから少しでも覚えたいのです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
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